フリーターは確定申告をしよう1

このブログの名前がwithholdingなので、所得税に関する話でも書いてみようかと思います。withholdingって源泉所得税って意味なんです実は。どこかで書いたような気がしますが。あ、普通に真面目な話ですので、アルバイトでない普通のサラリーマンの方、アルバイトでも月に88,000円以上稼いだことがない方、確定申告をずっとやってる方、数字の話が嫌いで頑張って確定申告しても1〜2万円くらいしか戻って来ないならやらない方がマシって方は読まない方が良いです。場合によっては数百円しか戻ってこないこともあるし。還付どころか納付しなくちゃならない場合もあるし。
逆に(逆に?)確定申告をやったほうがいい方を書きますので、参考にしてください。

  • アルバイトで、1か月の収入が88,000円を超えたり超えなかったりする。または、88,000円を毎月超えている。
  • 扶養控除等申告書を今の会社で書いたことがない
  • アルバイトを転々としている
  • 源泉徴収票をもらったことがない
  • 年の途中でアルバイト先が変わったけど前職の源泉徴収票を求められなかった
  • 私会社員だけど医療費が年間10万円を超えた
  • 私会社員だけど住宅ローンで家買った
  • 私会社員だけどこっそりアルバイトしてる(この場合は還付にならないかも…)
  • 何年か前(5年以内)、アルバイトで年末調整してなかったことがある
  • 私会社員だけど会社やめた

あまり考えずに書くので、文章に分かりづらいところがあるかもしれません。

年末調整編

私は人様の給与を覗き見る仕事などもやってるんですが、年末になると年末調整ってやつがあり、ちょっぴり忙しくなります。サラリーマン・OLの方は分かると思うのですが、源泉所得税がちょっぴり還付されてちょっと得した気分になる行事です。毎月支払われる給料からは、決められた源泉税が引かれています。ただし、最終的な個人の所得税は1年間の収入金額で決まります。そのために確定申告があります。毎月ちょっとづつ源泉税を取っておいて、最終的に確定申告で調整するのです。3月くらいになると、テレビでもやってますね。でもずっと1つの会社に勤めてて、確定申告するほど難しいものもないし…って場合に年末調整があるわけです。
それでいつも思うんですが、アルバイトの方って年末調整してない人多いんです。いや、会社は本当はアルバイトも甲欄で源泉税とってる限り、年末調整しなくちゃいけないんですよね。まあでもアルバイトって入れ替わり激しいし…ってことで、会社がめんどくさがってやらなかったりします。甲欄っていうのは扶養控除等申告書を書いた人から取る源泉税額の表のことです。甲欄のほかに乙欄(副業の場合に使う)、丙欄(日雇いの場合に使う)っていうのがあります。扶養控除等申告書っていうのは、税務署が年末に配るA4の紙で、自分の名前と住所、生年月日、お嫁さんとか子どもの名前を書くやつです。会社に入社したときや、年末に書かされたりします。それすら書いてないって人は、年末調整をしていない可能性が高いです。アルバイトで、扶養控除等申告書?書いたよ?って人は、会社がかなりしっかりしているので年末調整はしている可能性は高いです。あと保険料控除申告書も書いていれば99%年末調整してます。扶養控除等申告書だけ書かせておいて年末調整してないってところもありますけどね。
自分が年末調整をしてるかどうかわかんないって場合があるかと思います。その場合は源泉徴収票を見てください。源泉徴収票っていうのは、年末若しくは年始に会社から渡されるA6サイズの紙っきれです。あの紙っきれは1年間の収入を証明する紙です。そこの「給与所得控除後の金額」ってところを見てください。ここに何も書いてなければ、年末調整してません。親切な会社なら、「年調未済」って摘要欄に書いていてくれます。
あ、源泉徴収票もらってないって方もいるかと思います。そういう人は、会社に言ってもらってください。会社は源泉徴収票を発行する義務があります。アルバイトには言われるまで出さないって会社もあるんですよ。あと途中で辞めた人も、前勤めてた会社に言って源泉徴収票をもらってください。黙っててもくれる会社もありますが、言わない限りもらえない会社もあります。特に個人でやってるお店・チェーン店でもフランチャイズでやってる店などは要注意です。アルバイトを転々としている人は、それぞれの会社から源泉徴収票をもらってください。源泉徴収票すらもらってない場合は年末調整をしてない可能性は相当高いですが、もらうのが面倒だったら確定申告はあきらめたほうが良いです。作ろうと思えば自分で作れますが、(たぶん)違法です。

源泉徴収票をもらったら、確定申告ができます。1月くらいになると国税庁確定申告書作成コーナー(今のところまだ19年分)を設けてくれます。ここで確定申告ができます。実際に確定申告する場合については、またの機会に。