左利き論

左利きの人は思考が飛ぶ。
という話を某ソーシャルネットワーキングサイトの左利きの人たちが集まるコミュニティ略して左利きコミュの書き込みで読んだことがあります。
左利きの人は人と話しているとき、突然話が変わるらしい。これでもかってくらいあさっての方向に。そのコミュニティでその話を持ち出した人は、「自分の中では話はつながっているが、他人から聞いたら『話が飛んだ』と思われるようだ」といいます。ほかの何人かも「そうそうー!」みたいに盛り上がってました。
かくいう私も左利きですが、良く話が飛ぶようです。その話を読んでから気をつけるようにしてますが、お酒を飲むと顕著に表れるようです。もちろん自分の中では話はつながっています。例えば知的に地球環境の話をしているとします。
「温暖化で水温が上昇してるらしいよ」
「怖いねー南極の氷が1年に何センチだか融けてるんでしょ」
「そうそう。砂漠化も1日で東京ドーム何個分とかの勢いで進んでるらしいし」
「うん。そういえばおっぱいって気持ちいいよね」
「!?」
みたいな。さてここで砂漠化からおっぱいに飛んだ経緯を解説します。
砂漠化→森林が消える→そういえば森林浴って言葉あったな→森林浴って癒されるんだよな→癒されると言えばおっぱいだな→おっぱい気持ちいい
とまあ、そんな感じです。
左利きみんながみんなそんなに話が飛ぶかというとそうでもないのですが、この人ぶっ飛んでるなーと思ってると大概左利きです。うちの会社に私以上にぶっ飛んでる人がいるんですが、やっぱり左利きです。山田さんていうんですけど。昼食をよく社員全員でとるんですが、ある日の昼食時、まあうちの所長がネコ好きなんでネコの話になったことあったんですよ。ネコってかわいいよねとかネコって仕返しに来るよねとかネコの肉球がふにふにとかうちのネコの胴体が超長いとか。
そしたらそれ聞いてた山田さんが「そうですねーこないだ私マッサージ行ったんですけど、やっぱりいいなーと思いましたよー」
って、言ったんです。みんなふーんみたいな顔してましたけど、急に静かになっちゃって。
ああ…わかるよ山田さん…どうつながったのかわかんないけど山田さんの中ではつながってたんだよね…。