こないだ横倒しになってる親知らずを抜きました。
親知らずを抜くときに、切ったり縫ったりしたんですが、その縫った部分も一週間後には抜糸をして(抜糸もびっくりするくらい痛くなかったんですそこ。その後の消毒のほうがよっぽど痛かった。)、今ではもうほとんど傷口もふさがっています。
あそこの歯医者、なんとなく清潔感に欠けていて、なんとなく非前衛的な感じだったので、「大丈夫か?」とすごいいぶかしんでいたんですが、いぶかしんでいたことを猛省するくらいに良かったです。前に抜いた大学病院なんて抜くときはそれほど痛くなかったものの、帰りの電車の中では立ってられないくらいに痛くなったし、めちゃくちゃに腫れたし、痛いし、抜糸も痛かったもの。それに比べたらこの歯医者は抜くときにちょっと大変だったものの、帰りは走って帰っちゃうくらい元気だったし、その日の夜にビール飲んでたし(本当はダメです)、3日目にずっきんずっきんするくらいで(多分酒飲んだからじゃないかと思う)腫れたりもせず、超元気でした。菅野美穂似の歯科衛生士がいるし。
ちょっと前までは歯磨きをするときに「うわ、まだ怖いわー」と思っておそるおそる磨いていましたが、最近はかなり傷口もふさがっているので、がしがし磨いても大丈夫なほどまでになりました。
まあそれで。傷口はふさがったんですが、穴が空いてるんです。ぽかっと。
いや、ぽかっと、というよりは、洞穴みたいになってるんですよ。隣の歯のおかげで穴はほとんど隠れてるんですが、ちょっとだけ顔を出している、というような。文字で伝わるかなあ。
で、その穴にいろんな食べ物が入るんですよ。ご飯粒とか、鶏肉とか、スナイダーズチェダーチーズ味とか。いとも簡単に入っちゃうわけです。口全体に食べ物を頬張れば、まず確実に入ります。ところがそれ、舌で取ろうと思ってもなかなか取れない。仕方がないからご飯を食べた後は、歯ブラシでガリガリやって取ってたんです。
が、最近、歯ブラシでは取れなくなってまいりました。あまりに取れなくてガリガリしまくってたら、ふさがった傷口が開いて、血ばかりがどばどば出てきて焦り、肝心の食べ物は取れないまま諦めました。
どうしたものかと思い悩んでいたら、ちょうどそこに歯間ブラシがありました。それは昔好きな人すなわちタカハシさんが、虫歯の穴に食べ物が詰まって、困り果てて買ったものです。
そうだ、これで食べ物を取ろう、と思い、おそるおそるそのブラシの先を穴に差し込みます。取れました。
以上、感動的なお話でした。
ただ、その歯間ブラシがないと穴に詰まった食べ物が取れないことが目下の悩みです。この穴が空いたまま完治してしまったら、歯間ブラシと私との間には切っても切れない関係が出来上がってしまいます。それは困る。心配です。